ドイツの自動車産業の特色~あくなき進化への追求~

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ドイツの基幹産業としての自動車

ドイツ車というと、世界でも確固としたブランドが成立していて、ドイツ国内でも基幹産業の一つとされています。2014年通年では、ドイツ国内における乗用車新車登録台数は303万7000台を誇ります。ドイツ人の被雇用者の中で、7人に1人は自動車関係の仕事に携わっているほど、ドイツを代表する産業の一つです。

世界中で自動車が製造されていますが、そもそも自動車を発明した国がドイツです。このため、他のどの国よりも長く、自動車の開発を手掛けてきました。その結果、世界中でドイツ車の品質や性能、安全性が認識されています。このため、世界中からドイツ車に対する安定した需要があって、基幹産業の一つになっているわけです。自動車産業を世界別でみた場合、アメリカと日本に次いで、世界で3番目の生産国でもあります。

主要なドイツの自動車メーカー

ブランド別で市場シェアを見てみると、2005年の段階で最も国内で高いシェアを握っているのはBMWであり、1.8%のシェアを握っています。BMWの他にも、イギリス車のロールスロイスとMINIを傘下に入れています。メインは4ドアセダン車です。

しかしいわゆる一昔前に日本で普及したファミリーカーというよりも、スポーティなデザイン・機能を持った自動車を多く製造しています。かつては前輪駆動の自動車はなく後輪駆動にこだわりを見せていましたが、2シリーズアクティブツアラーの登場以来、前輪駆動のラインナップも出てきています。

BMWを追いかけているのが、フォルクスワーゲンとメルセデス・ベンツで、それぞれ市場シェアは1.3%です。フォルクスワーゲンは、ナチスドイツの時代からあって、ビートルの世界的成功によって注目を集めることになります。古風な流線型をした自動車は、アメリカを中心として世界中に大量輸出されました。

日本国内でもしばしば街中で走行している光景を見かけることができます。2003年のメキシコ工場で生産終了するまでに、すでに世界中で2152万台以上の生産を記録しています。メルセデス・ベンツというと、日本国内では高級車というイメージが広く浸透しているでしょう。新車の販売価格を見てみると、最も安いクラスで280万円程度、最も高い車種になると5000万円を超える価格になります。しかしヨーロッパではタクシーの自動車として採用されることもあり、日本よりも多様な客層が愛用している自動車になります。

優れた部品業者の存在

ドイツは国内だけでなく、海外にも積極的に自動車の輸出を行っています。2014年の情報によると、ドイツ国内の自動車生産車台数は560万台でした。しかし外国の生産車台数は934万台になります。この数ですが、この10年間で実に倍以上の数値にまで発展したとされます。これは上で紹介した世界的な有名企業の存在の他にも、部品業者の優秀さが下支えしているためと言われています。いずれの業者も世界中に展開していて、各国のマーケットの好不調に多大な影響力を与えています。

日本におけるドイツ車に関してですが、2005年の日本自動車輸入組合の発表によると、ドイツ自動車の輸入台数は10万9969台です。金額にすると4600億円規模と言われています。ドイツ製の自動車の輸入台数の全体に占める割合は38.7%です。

しかしドイツブランドの自動車は、ドイツ以外の国で製造されることも多く、ドイツ以外からドイツのメーカーの自動車の輸入が目立っています。ちなみにフォルクスワーゲンのゴルフやBMWの3シリーズ、メルセデス・ベンツのCクラスなどは南アフリカで製造されているものが多いです。

技術革新のペースの速さに期待

ドイツの自動車産業ですが、今後も基幹産業として、世界に大きな影響力を持ち続けるだろうと予想されています。というのも、ドイツの強みとしてペースの速い技術革新があるからです。自動車業界全体における研究開発投資は、年間で4兆円近くに達すると言われています。

これはドイツ国内全体の研究投資の約1/3に相当する額になり、主に性能向上のための研究費に割り当てられています。特にエンジン開発に力を入れていて、ガソリン以外の燃料を使ったエンジン開発が盛んです。二酸化炭素の排出による温暖化は、日本でも高い関心があります。ガソリンを使わないエンジン開発が進められれば、環境にやさしい自動車がどんどん販売される可能性もあります。

日本ではエコカー減税と言って、地球環境に配慮した自動車を購入するとメンテナンスコストが安くなる優遇措置が取られています。エコ能力に長けた自動車がドイツで開発されれば、日本でも需要の高まりが十分期待できます。

その他にもデザインや性能に関する研究も進められていて、地球にやさしい一方で、優雅で豪華な自動車が今後発売される可能性があります。今まで同様、ドイツの自動車は世界中の自動車の愛好家を魅了するのではないでしょうか?す。もともとドイツはエンジニアリングが早くから発展している地域で、その伝統も工作機械の製造開発に大きく寄与していると言えます。

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