大切な信頼関係が台無しに。。ドイツ人に不評だったお土産10選!

ドイツ人の得意先や友人に会いに行くときに、せっかくだから日本のお土産を持っていきたいと思っても、文化も好みも違うドイツ人に何を渡せばよいか迷っちゃいますよね。
日本人視点で考えてつい選びがちなお土産で、ドイツの人に実際にあげてみて喜ばれなかったもの、また日本に住むドイツ人に聞いてみて「ドイツ人はそれ、絶対にいらない。」と言われてしまったものを合わせて10個、ご紹介します。ドイツ人に好評なお土産と併せてご覧ください。
お金
まさか「お金」なんて、と思われるでしょうか。でも昔実際に、ドイツのどこかの銀行に勤務する日本人が、得意先のドイツ人にお金をプレゼントしてヒンシュクをかい、ニュースにまでなったことがあるそうです。
日本では、新年のお年玉から始まって、お祝いに、お見舞いに、お悔やみにと、本当に頻繁に現金をプレゼントしますが、これはドイツにおいては信じられないヘンな習慣と思われています。
先の日本人銀行マンの話も、本人は日本の習慣の延長上と考えてのことだったのかもしれませんが、この習慣はぜひドイツには持ち込まないようにしましょう。
日本料理の作り方の本、絵本、情報誌などの英語版
日本に滞在したことがあったドイツ人の方に、何か日本のことを思い出してもらえるようなものを・・・と思い選んだのですが、英語版というのはまずかったです。「外国人だから英語が分かるだろう」なぜかそう思い込んでいる日本人は多いように思います。でも実際には、ドイツ人全員が英語を理解できるわけではありません。
料理本に限りませんが、なにか本、絵本、情報誌のようなものを差しあげるときには、ドイツ語版のものがよいにこしたことはありません。または、全く読めなくてもよいことを前提に選んだ日本語の本のほうが、英語版よりはよいでしょう。
ディズニーグッズ

ドイツ人に好評なお土産で、日本のアニメや漫画のキャラクターグッズを挙げましたが、ディズニーはアメリカのもの。遊園地は子供のもの。ドイツ人はそう思っています。大の大人にもかかわらず「子供の遊園地であるディズニーランド」に魅せられている日本人がとても多いことを、冷めた目で見ているドイツ人も多いです。
そんなドイツ人に、日本人感覚で喜ばれるのではないかと、ディズニーグッズなど持って行くと、「なぜアメリカのものをわざわざ日本から?それにこれは子供向けなのでは?」と理解に苦しまれることになるでしょう。
寺院のマークがついた製品

日本では、仏教のシンボルとして古くから使われてきたかぎ十字のマーク。厳密には「同じではなく似た形」とはいえ、かぎ十字全般がドイツのナチスの党章を連想させるものであることは、ぜひ覚えておきたいものです。
このマークが入った製品を持って行って「これは日本では仏教の幸運のシンボルです」などという説明で意識を変えてもらおうと試みるようなことは、間違っても止めるべきでしょう。公共の場で使う事は法律で禁止されているほどということですから、とにかく見せない、出さないのが無難です。
原材料にマーガリンが使われたクッキー、ケーキ全般

ドイツのお菓子には、風味豊かで味わいもリッチなバターがたっぷり使われるのが一般的、というかそれが当然です。その味に慣れ親しんでいるドイツ人には、バターの代用品としてマーガリンが使われたような日本のお土産品のお菓子全般が、受け入れられません。
また、日本人に人気のあるお菓子は、アメリカ寄りの材料や作り方になっているものが多く、膨張剤に人工的な薬品(ベーキングパウダーのようなもの)が多用されています。ナチュラル思考が強いドイツ人なら自然素材の方がよいと考えるでしょう。また、バターといえば日本では有塩バターのことですが、無塩バターが普通であるドイツ人には、それもおいしく感じない原因となるようです。
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ドイツに限らず、欧米の人には日本のやわらかい和菓子は好き嫌いが分かれます。あのぐにゃっとした食感が気持ち悪いと感じるようです。欧米にはああいった食感のスイーツはないですから。また、日本のケーキは柔らかく、やはり欧米の感覚ではおいしいとは感じない人が多いようです。お菓子で有れば、焼き菓子系がよく、せんべいやおかきは問題ないでしょう。
むしろ日本茶は最近は日本ブームから喜ばれるケースが多いと思います。
日本でも普通に顰蹙を買いそうなものばかりですね(笑)
そもそもプレゼントっていう文化があまりないのかなと感じています。
誕生日の日には、自宅でパーティー開いたり、会社にもケーキを自分で持って来たりして、自分から祝ってもらうためにアレンジする慣習があるようで、日本との違いにとても困惑しました。
日本とドイツって、勝手に似ている感覚を感じてましたが。気を付けますー
日本でだって陰で「いらないの持ってきたなぁ」って言われそうなものばかりですね。
日本人同士でも考え方の違いなどがあるように、相手の事やその国のことなどを事前に調べてから購入しないといけないなと気づかされる記事でした。
ディズニーグッズをお土産にしようとは思いませんが、ディズニーが子供向けという感覚とは知りませんでした。ふわふわ食感も日本では人気なのに、ヨーロッパでは好まれないんですね。率直に欲しいものを聞いたほうが、喜ばれるかもしれませんね。
梅干しは、「味見」と言って一粒頬張った瞬間にゴミ箱に行き、抹茶キャラメルは罰ゲームで使われ、白玉ぜんざいは友達がいた別の手前根性で完食。小さい頃から慣れ親しんだものじゃないとやっぱり順応するのに時間がかかりますよね。なので、濃く長い付き合いでない方へのお土産はやっぱり無難にビールのお供の「柿の種」やと思います!!