BMWの歴史 – 独立メーカーとして歩み続ける確固たるプライド

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多車種展開と新しいブランド展開

20世紀末の自動車業界再編に乗り遅れたBMWでしたが、負のイメージを覆したのは北米出身の新デザイナーであるクリス・バングルでした。

大胆で斬新なデザインの採用は物議を醸し、バングルはメルセデス・ベンツがBMWを潰すために送り込んだ刺客だなどとも言われましたが、実際にはバングル以降、BMWの生産台数は勢いの衰えたメルセデス・ベンツのシェアを喰うように増加、1998年に70万台に留まっていた生産台数は2004年にはBMW単一ブランドだけで100万台を突破します。2001年にはローバー・グループ売却時に手元に残していたMINIが新型車として登場、愛らしいデザインとゴーカートの様な乗り味で人気モデルとなりました。

2003年には最高級車としてロールス・ロイス・モーター・カーズを新たに発足、旧ロールス・ロイスから名前以外は受け継いだものが少なかったものの、世界中の顧客の需要を調査して販売したファントムは、ロールス・ロイスの伝統に恥じない高級車として広く受け入れられました。

2000年代後半からは、BMW本体ブランドでも、これまで伝統としてきた直列6気筒エンジン、そして後輪駆動に固執することをやめ、またライバルのメルセデス・ベンツに勝るとも及ばない多車種展開を行っています。その方針は2008年のリーマン・ショック以来、更に色濃くなりました。2013年には電気自動車を中心に、アルファベットのiを冠した新しいラインアップを展開、製造時の環境負荷を極限まで抑えたことを特色としています。

BMW i8(2013年)

2016年に創業から100年を迎えるBMWですが、現在、この様に資本的に他社との協力関係が無い自動車会社は世界的に稀有な存在です。そんなBMWはスポーティーなモデルのみの開発だけではなく、様々な需要に応える多車種展開に舵を切り始めていますが、この先の100年を見据えて、どのような戦略が取られていくのか注目されています。

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BMW歴史年表

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この記事へのコメント 3

  • Zenn のプロフィール写真 Zenn より:

    BMWは航空機が母体でWW2後に自動車に転換したんですね。日本のスバルに歴史が似ていますね。そういえば水平横置きのエンジンや吸気口のデザインがどことなく似ているような。

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  • いくじむ のプロフィール写真 いくじむ より:

    車メーカーの歴史って面白いですよね。トヨタもそうですけど。

    独立ブランドっていうのは大事だなぁと思うと共に、ヨーロッパの自動車ブランドの熾烈な争いを感じました。

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  • kisetu-ju のプロフィール写真 kisetu-ju より:

    ドイツ車は男性があこがれることが多い。そんなことはありません。女性でも車に興味を持っているとドイツの車にあこがれます。外見だけでなく、やはり車の重みというか質が良いと感じます。安全性、進化など日本にはない独自の味がどの車もあります。アウディー、VWなど乗りやすく私は好きです。

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Kotaro Harakawa のプロフィール写真
writer, medical doctor, JAPAN MENSA member


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