フランクフルト~ユーロの本拠地として名高い金融の街~
ユーロの本拠地として名高い金融の街
ドイツのみならずヨーロッパの商業、経済、金融の中心地となっているフランクフルト・アム・マイン。州都ではないことが不思議なほどですが、ドイツの南西部ヘッセン州最大の都市です。
ヨーロッパ各国で採用されている通貨「ユーロ」をつかさどる欧州中央銀行ECB(European Central Bank)の本拠地はこの街にあり、ユーロ圏19カ国の金融政策はここで決定されます。そしてその金融政策は、世界中の投資家が注目するマーケット市場を日々動かしています。ヨーロッパの証券市場としても、ロンドンと並びフランクフルトが有名です。
欧州中央銀行とドイツ連邦銀行の他に、この街にはドイツの4大銀行である ドイツ銀行、コメルツ銀行、ドイツ復興金融公庫銀行、DZ銀行も本社を構えます。
また、化学・医薬品のヘキストAG、世界最大規模のインターネット相互接続ポイントのDE-CIX 、5つ星ホテルのシュタイゲンベルガーホテルズ・アンド・リゾーツ、世界最大手の保険会社アリアンツの資産運用会社アリアンツ・グローバル・インベスターズなどさまざまな業種のトップ企業がこの街に本社を置いています。
メッセ(見本市)の歴史も古く、すでに13世紀には毎年、中欧東欧諸国を視野に入れた世界で最初かつ最大規模の見本市がこの地で開催されていました。現在も「メッセ・フランクフルト」などで世界最大級の見本市が多数開かれています。
文豪ゲーテが生まれた街でもあり、この街の人々はそのことをたいへん誇りに思っています。ゲーテの生家は街の中心部にあり、人気の観光名所ともなっています。
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