ドイツニュースアクセスランキング【2016年8月】
厳しい残暑と猛烈な台風に襲われた8月も終わりましたね。花火に夏祭り……と夏は楽しいイベントが盛りだくさん。みなさん、どんな夏をお過ごしになりましたか?
そんなワクワクするような季節のなかでも、ドイツを取り巻くニュースは常に更新され続けています。
というわけで、経済・産業・政治・企業・生活と5つのジャンルに分けて、8月に人気のあった記事を3記事ずつ紹介します。わたし雨宮の個人的な考えをふまえて解説しているので、みなさんはどんな風にお考えになったかも気になるところです。よろしければぜひ、気になったニュースにコメントを残していってくださいね。
【ドイツ経済ニュース】8月のアクセスランキングトップ3
1.ドイツの経済繁栄度は 世界4位
国際経済繁栄度ランキングで、ドイツが4位にランクインしたそうです。ちなみに1位はノルウェー、2位がオランダ、3位がフィンランド。いつからいつまでの経済繁栄度指数なのか明記されていませんが、相変わらずドイツは強いですね。
経済成長度で「どれだけ豊かになったか」を測るのも重要ですが、「どれだけ繁栄しているか」という指数も興味深いですね。日本は何位にいるんだろう……。
2.移民出身者の起業でベルリンに12万人分の雇用
「移民出身」という言葉に違和感を覚えますが、両親、または本人が移民としてドイツにやってきた人のことを言っているようです。その人たちが現在、起業を通じて12万人もの雇用口を生み出していと報じています。それだけ聞くと美談ですが、一般企業では雇ってもらえないから起業している、という可能性も考えなくてはいけません。
「移民だからビジネスの質がどうこう」、と言うつもりはありませんが、移民が起業した移民による移民のための企業が乱立するのもまた、手離しでは喜べない気がします。
3.独企業で給与最高はR・ベルガ―とシーメンス
ドイツ企業で給料が最も高かったのは、ローランド・ベルガ―とシーメンス。両社の平均年収は8万720ユーロ。1ユーロ114円で計算すると、920万円ほどですね。手取りか額面か書いてないのでいまいちピンときません。これが額面なら、手取りは「そこそこ」レベルでしょう。これが手取りだったら「かなりの高給取り」ですが。
8月の経済ニュースをおさらい
人気のある3記事は、特定の出来事を扱ったものではなく、どれも経済の傾向ですね。多くの人がドイツの経済の動きに注目していることがうかがえます。
産業について、自動車についてはやはり自動運転関連の技術開発の話題が増えています。日本でも新技術開発のニュースが多くありますが、きちんと実用化をするのはやはりドイツが先を行くようです。最近日本の各メーカーが宣伝しているダウンサイジングターボもドイツが先ですし、自動運転技術も地に着いた開発をやっていて、どのように実用化するかというステップが明確なようです。
社会問題はやはり難民ですね。いろいろ反対はあっても現在のドイツの繁栄には移民の力も大きいはずです。
今後新しい産業がドイツで花開くとしたら移民、難民の力がさらに貢献するでしょう。
それにしても自動車関連が多いですね、
ドイツというと、やはり自動車のイメージはあります。
進化するのは、喜ばしいですが。面白みがなくなる反面も、あるのかも知れませんね。
しばらくは自動運転と難民の問題がキーワードとして続きそう。
わたしも産業についてはこの先も自動車について拍車がかかると思います。さすがドイツと言ってもいいのではないでしょうか。さて、難民の移住ですが世界的にたくさんの問題があると思います。ドイツが繁栄している。就職、そして生活はけっして楽ではないと思います。
今度はシリア難民関連も多くなるかもしれませんね。