ルフトハンザ航空のストライキについて

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今回のルフトハンザのストライキの規模は?

2015年11月6日から11月13日までルフトハンザ航空では大規模なストライキが行われていた。ドイツをはじめ、欧米各国では労使交渉とその経過によるストライキはごく一般的で、そういった権利の主張に比較的なじみの薄い日本では考えられない頻度でストライキが発生する。

『Spiegel Online』の伝えるところによれば、今回のストライキはルフトハンザ航空の客室乗務員組合(UFO)とルフトハンザの間での労使交渉に端を発するもののようだ。今回の争点は、年金・早期退職制度をめぐるもので、同紙によると、「ルフトハンザ航空の歴史上最長で最も重要なストライキ」ということである。

ルフトハンザはドイツの交通を支える重要な航空会社であり、また、今回のストライキでは、中央ヨーロッパの国際ハブ空港フランクフルト空港が舞台になるため、関心が高い。

ルフトハンザのストライキのレベルは次の3段階に分類される。規模が小さいものでは国内線がまずストップし、その次にEU領域内、最後に国際線まで影響を及ぼすということがストライキの規模を表すバロメーターとなる。

今回は、日本便にも影響が出ていることから承知の通り、国際線まで影響を及ぼした最大規模のストライキとなっている。

ルフトハンザがストライキをよく行っている理由

ルフトハンザが頻繁にストライキを行っている理由は、大きく分けて2つある。

一つは、労働者優遇の労働環境である。日本と異なり、ドイツの労働法は厳格に適用されており、労働組合の力もかなり強い。有給休暇がしっかり取れることや、残業時間が少ないことは有名で、航空会社でなくてもストライキを起こすことは頻繁にあるのである。

その理由に加えて、ルフトハンザがドイツのフラッグシップキャリアであり、ドイツ国内で圧倒的なシェアを誇っていることが挙げられる。このため、パイロットや客室乗務員といった労働者の力が非常に強く、ストライキを起こしやすい状況にあるといえるのである。ルフトハンザについての概要は、「ドイツのフラッグシップキャリア・ルフトハンザドイツ航空」を参照頂きたい。

ストライキ最新情報

ドイツや欧米各国では、労使交渉の決裂とストライキの決行は、ストライキを主導する労働組合の代表から場所、時刻、動員人数などが事前に開示される。今回のストライキでも、『Spiegel Online』では、「(――ストライキのただなかにあるが)日曜日にはフランクフルト空港での発着は通常通り行われる」旨が紹介されている。

また、ルフトハンザ航空のTwitterアカウントでは、ストライキを伝える一文とともに、より詳しい情報を知らせるサイトのURLを流し、ストライキによる影響を知らせている。

各SNSでは「ロッテルダムからミュンヘンに行くけどストライキの影響あるの?」、「ルフトハンザのストライキ10万人に影響だって」といった個人にかかわることや、全体への影響など様々な情報が発信されている。交通機関にかかわるストライキでは、しっかり事前情報を確認し、空港や駅に足止めされるのを防ぎたい。

ストライキの最新情報については、ルフトハンザのホームページ(英語)ツイッターサイトで確認できる。振替運送についての情報も掲示されているので、11月13日までにルフトハンザでフライトを予約している方は、最新情報を確認していただきたい。

参考URL: Spiegel Online

この記事へのコメント 2

  • 日本の労働者は何故、ストライキ等を活発に行わないんでしょうか?

    1
  • kisetu-ju のプロフィール写真 kisetu-ju より:

    労働組合がしっかりしていると社員も守られることが良くわかります。またそれだからこそ仕事をするにはしっかり働く意欲がでることだとおもいます。またルフトハンザがストップすることで周りへの影響は非常に大きいことでしょう。飛行機を利用する個人としては非常につらいストライキですが、働く者にとっては、会社との交渉はしっかり行いたいものです。誰もが思うことでしょう。

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