15年間で最高の出生数を記録したドイツ!先行きは明るい……?

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ドイツの人口予想と移民

多くの学者や専門家が、これからの人口の変化を予想をしていますよね。そのような予想がどれほどの精度なのかはわかりませんが、多くの先進国が、人口減少、少子高齢化について危機感を感じているのは事実です。

ドイツの人口の推移予想は、このようになっています。

ドイツの人口推移予想http://de.statista.com
注:単位は百万人

下の青い部分が20歳以下、その上の紺が20歳から50歳、その上のグレーが50歳から65歳、一番上は65歳以上となっています。

2000年から2010年の10年間で、すでに人口減少、少子高齢化していることが見て取れます。2050年というと遠い未来のように思えますが、今年25歳になるわたしの場合でいえば、2050年は59歳です。まだ定年前です。

きっとその時代になったら、60歳で定年はせず、もっと長く働くでしょうから、まだまだ老後とは言えません。そのときになったら、20歳以下が10人に1人となり、65歳以上が5人に1人となる可能性があるようです。

また、ドイツの人口を考えるとき、考慮に入れなくてはいけないことがあります。それが、移民や難民といった、ヒトの流入です。

こればっかりは、いくら優秀な学者でも、30年後どれだけの移民がドイツで暮らしているか予測するのは不可能といってもいいでしょう。

日本でも、「外国人受け入れは人口を増やすために必要だ」という意見がありましたが、ドイツの場合、いまのルールではひたすら増えていくだけです。呑み込まれる、と表現することもできます。

昨年のように、一度に難民が押し寄せてきたら。ユーロ危機によって、検問なき国境をわたってドイツに仕事を探しに来る人が増えたら。

そう考えると、ドイツの人口予測は非常に不安定なものであることがわかります。

人口減少に歯止めをかけたい先進国の行方

日本をはじめ、欧米では人口減少が大きな社会問題となっています。少子高齢化は、労働力が減り、年金システムが機能しなくなる、などの問題も意味していますが、一番困るのは国民が減ることです。

極端な話、人口が単純に半分になったとしたら、現在200人でやっている仕事対し、100人しか働くことができなくなります。日本やほかの先進国は国力が落ちていき、インドやパキスタン、アフリカ諸国などの人口爆発を迎えている国々が、世界の主導権を握るでしょう。

現在「先進国」としてある程度安定した国力を維持しているドイツや日本ですが、人がいなければ国は成り立ちません。このままいけば、人口が増えている新興国が次世代の世界を引っ張っていくでしょう。

国が国であるために、人口を減らさず、出生数を増やすことは国の命運とも言えます。これから行われるだろう諸国の少子高齢化対策が注目されます。

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この記事へのコメント 12

  • あい。 のプロフィール写真 あい。 より:

    人口減少による年金制度の破綻は、心配でなりません。
    出生数を増やすことは、今や先進国にとっては必須の政策ですね。
    でも、世界規模で考えると。人類は増えすぎ、地球にとっても環境破壊は止まりません。
    人類にとって国にとって。上手に人口のバランスが、取れるようになると良いのですが。

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  • まいける のプロフィール写真 まいける より:

    世界全体で見れば、人口はどんどん増えていて、将来の食糧危機が懸念される事態です。一方で先進国では人口が減少していて、歯止めをかけたい。ならばやはり移民を受け入れることを真剣に考えるべきでしょう。移民が次の世代には国民になり、国の労働力になってくれるという長期的な視野に立つことが必要です。
    一方、懸念されるのは、新興国が豊かになれば、エネルギー消費が飛躍的に増加する事です。中国の一人あたりの電力消費量は日本の1/4、インドは1/16です。この人たちが日本人の半分でも電力を消費すると、一気にエネルギー需給は破綻してしまいます。

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  • Samurai Tiger のプロフィール写真 Samurai Tiger より:

    将来に不安を感じると子供が増えると聞いたことがある。昨年から急増したテロの影響もあってのことか。
    人口増加は望ましいことですが、生まれてくる子供を育てるための環境を整えることが急務。ドイツでもベビーシッターや家政婦があまり一般的ではないするので、そのあたりの仕事を移民の方にやってもらうことをもっと促進すればいいのでは。移民の仕事の受け皿にもなるし、受け入れもより進むのではないだろうか。

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  • Zenn のプロフィール写真 Zenn より:

    少子高齢化はドイツでも日本でも同じ問題なんですね。私は出生数が増えることは単純に喜ばしいことだと思います。理系なので(日本では高校生の頃に理系/文系に分けられる)労働力の減少は技術革新で乗り越えていくだろうと思います。近代の歴史がそうなってますから。

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  • 櫻井 順平 のプロフィール写真 櫻井 順平 より:

    あい。さんのコメントにもあるようですが、人口は増え続けるのもどうかと思います。
    生まれる人と亡くなる人が定常状態を保ったままでも機能する社会を実現する方が必要なのではないでしょうか。

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  • リリオ のプロフィール写真 リリオ より:

    少子高齢化は日本だけの話だと思っていましたがドイツでも問題なんですね…。皆さんのおっしゃる通り世界的な人口のバランスを考えると難しいところです。

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  • kisetu-ju のプロフィール写真 kisetu-ju より:

    日本同様、高齢化になっていることが良くわかります。結婚的適齢、出産適齢期にいる女性に3人以上の子供が持てるようになると若返りも少しずつ見えると思います。記事にあるように、適齢期と言われる女性の人数が増えたことが出生率に関係すると言われていますが、たしかにそれもあると思いいますが、高齢化しても子供を持ちたいという女性が増え、国としても若返りに力を入れてくれ支援があれば、大きく変わらないとしても増加していくことだと思います。

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  • 仮面サラリーマン のプロフィール写真 仮面サラリーマン より:

    フランスに次いでドイツも少子化対策が上手く行っているようですね。日本もそうなればいいのですが。

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  • sundome のプロフィール写真 sundome より:

    人口の問題では移民を受け入れることは肯定的になりやすが、政治的な面で考えると、移民は問題が多いから一概に良いとは言えないなぁ。

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  • 創聖 中川 のプロフィール写真 創聖 より:

    ドイツが高齢化が進んでいることは知っていたので、出生率が増えたことにドイツとしては喜ばしいことであろう。しかしeuで一番平均年齢が高いため対策は必要であろう。移民を積極的に入れたら人口は増えるが文化の違いや宗教の違いで色々な問題が生じてくる。慎重に物事を決めなければいけないし難しい問題であろう。

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  • きたば のプロフィール写真 きたば より:

    日本もドイツと同じで出生率は上がっているけど、
    しかし、日本は出生適齢期の女性の数自体が減少しているから出生数は増えていない。
    今後も出生数を増加させることは難しいと思う。

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  • ルーナ のプロフィール写真 ルーナ より:

    ウチは4人姉妹がそれぞれ2人ずつ子ども産んでいるから、かなり少子化対策に貢献してるかな!

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雨宮 紫苑 のプロフィール写真
ドイツでジャーナリズムを学んでいます。ライターとして生計を立てるべく、目下奮闘中。ドイツ発のニュースや海外生活情報などをお届けしています。


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