ドイツでも問題!非喫煙者「タバコ休憩は不公平」

最近、受動喫煙の防止が話題になっていますね。以前住んでいたNRW州では、屋内での喫煙は禁止となりました。現在住んでいるヘッセン州はまだ禁じられていないものの、ドイツでは、「タバコは外で吸うもの」という認識が強く、歩きタバコやベランダでの喫煙が普通になっています。

肩身が狭く、叩かれやすい喫煙者。個人的には「マナーを守れば好きにすればいい」と思うのですが、タバコ休憩はどうでしょうか。非喫煙者の方は、同僚のタバコ休憩をどう思いますか? また、喫煙者の方は、就業時間中にタバコ休憩を取っていますか?

非喫煙者が増えるドイツ

喫煙=悪!という風潮が強くなってきた昨今、ドイツでは喫煙者が目に見えて減少しています。

ドイツにおける12~25歳の喫煙者の割合https://de.statista.com

2001年では38,3%の男性、35,1%の女性が喫煙していました。2015年になると男性が20,1%、女性が17,7%となっています。多少の上下はあるものの、基本的には右肩下がりを続けています。

日本における20代の喫煙者の割合http://www.health-net.or.jp

日本はというと、20代の喫煙者は2001年に男性56,9%、女性24,1%。2014年では男性29,4%、女性10%となっています。2001年の時点では、20代の日本人男性の半分が喫煙していたんですね。

最近は健康志向が強くなっていることに加え、価格の高騰によって喫煙者が減っているのでしょう。

タバコ休憩はドイツの法律的にOK?NG?

喫煙者が少なくなったとはいえ、いまだに愛煙家の人が多いのが現状です。仕事中、「ちょっと」とタバコをくわえる動作をして席を外す方もいるのではないでしょうか。タバコ休憩は、喫煙者がバッシングされる理由のひとつでもありますね。実際、法律ではどのように定められているのでしょうか。

ドイツの法律によると、タバコ休憩は、トイレのように「仕事の中断理由」として認められているわけではないようです。ですが企業によっては、喫煙にあててもいい「短時間の仕事の中断」という決まりを設けているところもあるようで、会社によって異なるようです。(参考:Bundesverband des deutschen Getränkefachgroßhandels e.V.DGB Rechtsschutz

ドイツは日本のように喫煙者の肩身が狭いわけではないので、割と堂々と「タバコ吸ってくるわ」と言う人が多い印象です。非喫煙者も、「コーヒーを飲んでくる」とふらりと席を外すこともあるので、仕事が終わればいい、という考えなのかもしれません。

タバコ休憩ってどう思う?

そうかと思いきや、ドイツのツァイト紙で、「同僚がひんぱんにタバコ休憩をとっているのは不公平だ」という非喫煙者の投稿に対し、労働法の専門家が答えている記事がありました。

要約すると、「雇用者はタバコ休憩中の賃金の支払いを拒否することができる。雇用者が規定休憩とは別にタバコ休憩を認めているのなら、その人たちの昼休みを短くするなどが公平な処置だ」とのこと。

タバコ休憩の不公平感は、「喫煙者だから仕事を中断すること」にあります。それなら、タバコ休憩分、規定休憩(昼休みなど)を短く取ってバランスを取るのが「公平」ということですね。もしあなたがタバコ休憩に納得がいかないのであれば、この考え方は非常に理にかなっていると思うでしょう。

たしかに、30分に1度の頻度で10分間席を外しているのは、不公平かもしれません。8時間で16回ですからね。ですがわたしとしては、「成果を上げていればそれでいい」と思うのです。タバコ休憩で30分短く働いていたとしても、その人の仕事が完全に終わっているのであれば、責める意味はありません。

少し席を外すことが不公平ならば、コーヒーを買いに自販機まで行くことも不公平なのでしょうか。外の空気を吸うことによって仕事の効率が上がる人も、机にへばりついてるべきなのでしょうか。そう感じてしまいます。

タバコ休憩を不公平だと思う気持ちはよくわかりますが、他人がどのように仕事をしてようと、自分自身には関係ありません。それでも許せないのならば、上司にタバコ休憩に関してルールを設けてもらうようにお願いするしかないでしょう。ご自身がタバコ休憩をとっているのなら、ほかの休憩時間を短くするなどの配慮があるといいかもしれませんね。

みなさんは、タバコ休憩をどう思いますか?

この記事へのコメント 11

  • kisetu-ju のプロフィール写真 kisetu-ju より:

    世界において喫煙の恐ろしさを訴えている人はたくさんいます。喫煙の恐怖からも多くの人が禁煙には限定ることがうかがえます。たばこで一服も今ではありえない話です。みなさんが思っているようにコーヒーブレイクでも休憩は休憩です。タバコだけを非難することはちょっと問題だと思いますね。私はコーヒーがないとダメなタイプですが、こういう人はたばこ依存症と同じだと思います。しっかり規律を守るべきです。仕事中は集中が必要ですね。

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  • まいける のプロフィール写真 まいける より:

    喫煙所にたむろするタバコ休憩と自販機のそばでたむろするコーヒーブレークは同じことです。一概にタバコ休憩だけを取り上げて問題にすることこそ不公平です。結局は、必要な仕事ができているかどうかという問題になると思います。
    韓国の大企業でもどんどん喫煙者に対する風当たりは強くなり、工場などでは喫煙スペースは工場の敷地の外の駐車場でクリーンルームで作業していると喫煙所の往復だけで30分かかるなんていうところもあります。そんなところでタバコ休憩はやはり顰蹙ものです。

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  • supipi のプロフィール写真 supipi より:

    私は喫煙者ですが、ドイツで仕事をしている時は自主的に長めに残って仕事をしてましたね。非喫煙者に不公平にならないためです。
    少しの気遣いでお互いに納得して仕事できるならいいなと思います。
    タバコは吸わなくてもコーヒーを飲んだりダラダラしている人もいたのでなんだかなあと思いますが、タバコを吸わないで真面目にお仕事してる人にも気持ちよくお仕事してもらいたいですよね。

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  • hirokin888 のプロフィール写真 hirokin888 より:

    私は将来、会社を立ち上げますが、喫煙者は最初から採用しません。

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  • あい。 のプロフィール写真 あい。 より:

    不平等だと思います。全ての人間はトイレには行くので、トイレ休憩は当然必要ですが。全ての人間が、喫煙するわけではないからです。
    なので、昼食時などの休憩時に、必要だったらその喫煙時間を当てるべきです。

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  • 私は吸いませんが休憩時間に済ませて欲しいですね。不平等でしょう。トイレに30分いってても文句言わないでくださいよ。

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  • 創聖 中川 のプロフィール写真 創聖 より:

    これは僕も思いますね。特に頻繁に喫煙のための休憩をとるのは誰でも腹がたつでしょう。ずる休みと一緒です。

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  • ゆうちゃん のプロフィール写真 ゆうちゃん より:

    私はタバコは吸わないのですごくこの記事には共感します。タバコ休憩自体は「休憩している」という認識があり、他の人に配慮があれば文句はないですが、仕事中に頻繁に席を外し、その間にこっちがフォローに回らなければいけない等が起ることに関しては、大変不満に思いました。でも喫煙者が多いと注意しても理解されないし、その時は常識やモラルが自分とは全く違うんだなと自分を納得させるしかないのかなと思いました。会社などで取り決めがあるととても良いと思います。という感じで、この社会はどんどんルールとか法律が増えていくんだなと思います。

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  • ルーナ のプロフィール写真 ルーナ より:

    タバコ休憩は頻回過ぎるならダメでしょう。あと、戻った時に口臭やら服に染み付いた臭いがあまりに臭くて、打ち合わせなどが苦痛な時がありました。非喫煙者にはタバコの臭いは我慢出来ないです。そこは、気遣いが欲しいところです。

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  • Hisatomo Ohgibashi のプロフィール写真 Hisatomo より:

    僕は煙草を吸わないですが、仕事中に煙草に行く人が近くにいます。
    正直セコいと思います。煙草休憩+普通の休憩もきっちり行くのは本当に納得いかないですよ!!
    海外でも思っている人がいるんですね。

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  • iudex のプロフィール写真 iudex より:

    タバコ休憩を不公平だと感じる人はつまり、自分に被害を被っているから不平だと感じるのではないでしょうか?
    彼らがタバコを吸っている間に、電話を受けたり、場合によっては呼び戻しに行かなければならなかったり、はたまた、吸っている間の施設内の全責任を担う事になったり。。。自分の仕事を相手がタバコで席を外している為に中断させられる。何て事が自分が働いていた時はよくありました。そして自分は休憩を一秒も取らずにぶっ通しで働く。不公平やと思いました!!!

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雨宮 紫苑 のプロフィール写真
ドイツでジャーナリズムを学んでいます。ライターとして生計を立てるべく、目下奮闘中。ドイツ発のニュースや海外生活情報などをお届けしています。


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