シュトゥットガルト~自動車産業で栄える工業都市~
フランスの食文化の影響を受けた豊富な名物料理
美食の国フランスとの国境にも近いこの地域は、食事のおいしさでは定評があります。名物料理は、ほうれん草とひき肉を薄く平たいパスタで巻いた「マウルタッシェン」。スープの具にしたりオーブンで焼いたりします。また、短いパスタのような「シュペツレ」はチーズをかけて焼いたり、肉料理の付け合せにしたりします。どちらも日本人の口に合います。
また「シュバルツヴェルダー・キルシュトルテ」は「黒い森」に隣接するこの地方が発祥の地。ココアスポンジにさくらんぼとさくらんぼのお酒キルシュが入ったクリームを挟んだ、ドイツの伝統的なケーキです。ドイツ全土で食べられますが、本場のこの地でぜひ味わってみたいものです。
毎年9月下旬~10月上旬には、ネッカー川沿いの広場で収穫祭「カンシュタッター・フォルクスフェスト」が開かれます。ミュンヘンの「オクトーバー・フェスト」に次ぐ盛大なビール祭りでもありますが、近隣はワインの産地でもあることで、ビールの他にワインのテントも多く出展されます。8月には国内大規模のワイン祭りも開かれます。
ミュンヘンとはライバル関係?
同じく車が街の重要な工業製品であり、BMWの本拠地があるミュンヘンとは長年ライバルのような関係。人々はお互いをあまりよく思っていません。サッカーチームやビール祭りなども比較の引き合いに出され、よく「自分達の方が優れている」という話になります。
地元の人の前では、ミュンヘンのことを褒めるような話題は、避けたほうがよいかもしれません。
シュトゥットガルトのまとめ
几帳面な性格や人生の目標など、意外と日本と共通点が多い印象があります。
名だたる企業が多数本社を構えていることからも、ビジネス環境の整った街であることが分かります。さらに自然に囲まれ、観光スポットも充実し、食事もおいしい。ぜひ住んでみたくなる街ですね。
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