フォルクスワーゲンの歴史 – 国民車から世界一の自動車メーカーへ

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前輪駆動車への転換とゴルフの発売

初代ゴルフ ラビット5ドアhttps://commons.wikimedia.org

1960年代、フォルクスワーゲンは民営化されるが、経営状況は決して良いものではなかった。

当時タイプ1は売れに売れていたが、利幅は少なく、しかも売上の中から一定額を特許料として、ポルシェ博士が子供のフェリー・ポルシェと設立していたスポーツカーメーカーのポルシェ社に払い続ける必要があった。ジリ貧脱却のために、フォルクスワーゲンは後継車の開発の必要性に迫られていた。

この後継車計画は二転三転したが、最終的には1964年に買収したアウトウニオン(現在のアウディ)に、1969年に買収したNSUが統合された、フォルクスワーゲン傘下の自動車会社”アウディNSUアウトウニオン”が開発していたエンジン横置きの前輪駆動車の技術を転用することになった。車体のデザインはイタリアのジウジアーロが担当することとなった。

こうして1974年にフォルクスワーゲン・ゴルフが誕生したのである。タイプ1とゴルフは車体形状(流線型と四角形)、エンジンの搭載位置(後ろと前)、搭載方向(縦置きと横置き)、冷却方法(水冷と空冷)など、何もかも対照的であったが、新しいスタンダードとして大ヒットすることとなった。

そしてゴルフは登場以来、21世紀の今日に至るまで小型車の世界的なベンチマークとなっている。

>>次ページ
フェルディナント・ピエヒの買収戦略

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この記事へのコメント 2

  • Zenn のプロフィール写真 Zenn より:

    フォルクスワーゲンはポルシェ博士が創業して、最初からドイツ国民車を目指したんですね。ディーゼル車の不正問題をどうやって克服していくのか(大企業病でしょうね)、これからが見ものといった感じですか。

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  • リリオ のプロフィール写真 リリオ より:

    このサイトのおかげで外国車の歴史や現状を勉強する事が出来ました。私自身は日本の車が大好きですがドイツのメーカーも応援したくなりました!

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Kotaro Harakawa のプロフィール写真
writer, medical doctor, JAPAN MENSA member


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