一番の若手がドイツへ!ドイツ人は結構真面目?【ドイツでのお仕事体験談】
投稿者情報
- お名前:わさび(女性)
- 当時の年齢 20代
- 勤務期間 2012年~2013年
- 就業形態 駐在員
- 勤務地 ベルリン
- 業種 小売業(家具の販売)
新事業立ち上げのために下見役として
元々アメリカから仕入れた家具や小さな雑貨を販売していた会社ですが、他の国からの輸入を始めることになりました。
ドイツの他にもフランス、韓国、オーストラリアなどの候補国があったのですが、結局語学力に不安があるということで却下に。
その中でも、私と先輩はドイツ語を専攻していた経験があり、わりと日常会話が出来るということで、いきなり飛ばされることになりました。
約2年ほど現地の調査をして、生活の中で優れた仕入先を見つけるというのが最大の目標です。
日本人だとアピールすることが大切!
まず初めに驚いたのは、案外ドイツ人は冷たいということです。私達日本人は外国人だと思うと「きっとフランクな感じなんだろう」と先入観から入ってしまうことが多いのですが、ドイツ人はそうではありません。
どちらかというと実直な方が多いです。そして、アジア人に対してあまり良く思っていない方が多いというのが素直な本音です。
私達が海外の方々を見分けられないように、ドイツ人も日本人なのか中国人なのか韓国人なのか見分けられないのです。そのため、日本人ということをちゃんとアピールしておかないと結構面倒ですね。
というのも、ドイツ人はアジア人に対しては厳しいですが、日本人に対してはフランクです。
特に若い方の場合は漫画に関しての話題で盛り上がることが多いので、ある程度覚えておくと良いかと思います。
食生活に関してですが、これは心配がいりません。案外ドイツの料理は日本人の舌に合います。
当時はベルリンに住んでいたのですが、日本ではなかなか見かけないサイズのソーセージがレストランで当たり前のように出てきたり。かなりジューシーで美味しいです。
スイーツは焼き菓子の店が多いですが、若い女の子にはアイスクリームのお店が人気でした。町並み自体がオシャレなので散策しているだけでも楽しいです。
しかし、もちろん苦労することもありました。ベルリンから離れて田舎の方に買い付けに行ってみると、英語が使えないからです。
私も一緒に行った先輩もドイツ語の日常会話は出来ますが、田舎ですと訛りがあるので聞き取るのに一苦労。
英語が話せれば良いのですが、田舎はまずドイツ語ばかりです。ベルリンなど都市部はビジネス目的で来ている外国人も多いので英語を話せる方は結構多いですね。
ただ、あくまでも言葉だけです。他のアジア圏の国で半年ほど働いたこともあるのですが、仕事はしないし文句は言ってくるしぼったくろうとするしで最悪な印象しかありません。
その点ドイツの人は頑固ですが真面目なので、ちゃんと仕事をしっかりこなしてくれるのが好印象でした。
アジア人の場合は最初からフランクでも影で何を言われているかわからない…というタイプの人が多いのですが、真逆です。親しくなればなるほど素直に内面を見せてくれるドイツ人は個人的に人間関係もやりやすい相手だなと思いました。
今も続くドイツ人との交流
私はその後母親の介護などで退職してしまったのですが、今も当時知り合ったドイツ人との交流は続いています。
基本的にインターネットを使って、スカイプでのチャットやビデオ通話をしていますが、ドイツ人は手紙が好きなので文通することもあります。
先輩は家具、私は雑貨をメインに担当していたので、知り合ったハンドメイド作家の方は作品を送ってきてくれることもあります。
頑固で真面目だからこそ、一度友人になれば友情は長く続きます。一見日本人からすると誤解されやすいかもしれませんが、良い方々ばかりですので、表面だけで判断せずにじっくり関係を築いていくのがポイントだと思います。
私もドイツで働きたいーー!!!私はドイツに行った時はあまりアジア人差別は感じなかったなー