ドイツで働く方法1 ワーキングホリデー編
日本人がドイツで働く入門編として、ワーキング・ホリデービザ(WHV)が挙げられる。ドイツの場合、ほかの先進諸国に比べてWHVの自由度が高いのが特徴だ。日本で年間約500人の若者が取得している。まず、ドイツ語に自信がなくてもドイツで働ける方法を探った。
ワーホリの制度とは一体、どのようなものか?
ドイツでの就業の前に、まずはWHVの仕組みを説明する。日本とドイツ間のWHVは、2000年12月1日から始まった。日本とドイツの若者が、それぞれの国で政治、経済、文化、日常生活を体験し、相互理解を深めるのが主目的だ。現在に至るまで、複数回の改正も行われ、利便性がかなり向上している。
ドイツのWHVの特徴
- 滞在期間は3カ月以上1年以内で、さまざまな職場で働ける
- 就労日数の限度がない
- 他国と違って申請時期、定員を定めていない
- 他国と違って入国後でも申請可能
※欧州のシェンゲン協定加盟国では、国境検査なしに行き来できる(条件等は要確認)
条件
- 日本国籍を有していること
- 18歳以上であり、申請時に31歳に達していないこと
- 子どもなど親族は同行しないこと
- 申請は1回限り
- 2,000ユーロ以上の本人名義の預金通帳や残高証明書
- 歯科治療、妊娠・出産にも適用される保険加入の証明書
※詳細な諸条件等はドイツ大使館のホームページで確認を
ドイツのWHVは、非常に柔軟性のある基準で運用している。2010年6月からは、就労日数の上限を撤廃し、全国の大使館・総領事館で申請することが可能になった。
税金面を考えないと損するケースも出てくる
実際に働くと、問題になるのが税金。ドイツは世界的に見て税金負担率がとても高い国として知られる。所得にもよるが、単身者では稼いだ金額の約50%を税金として納めるケースもある。日本と比べ、手取り額が大幅に減る。最低限の知識がないと、せっかくWHVを取得しても、現地での生活に支障が出る。2,000ユーロに対して、手取りが1,400ユーロになるイメージだ。
一つの目安になるのが、月給450ユーロ(約5万5,000円)以下なら非課税となる「ミニジョブ」という形態。東京などに比べて、ドイツは物価が安い。ただ、450ユーロでの生活は不可能ではないが、かなり厳しい。WHVでも正社員として働けるし、フルタイム勤務も可能なので、以下のようなスタイルで働くことをおススメする。
- 1カ月450ユーロ以内の勤務にとどめ、不足分を貯金でカバー
- 1カ月800ユーロ以上(手取り約480ユーロ)以上を稼ぐ
約800ユーロ以上を稼がないと、税負担が生じて、非課税の450ユーロより手取りが減ってしまう。なので、効率的に稼ぐなら450ユーロ以下にするか、最低でも800ユーロ以上にするかの選択しかない。2015年1月から施行されたドイツの最低時給は8.5ユーロ(約1043円)なので、これを基にプランニングすればいい。
1 2
在留邦人ベスト3にベルリンが入っていないのが意外…。デュッセルドルフというところは、日本でいう豊田市みたいな企業城下町なのかな?
デュッセルドルフなら日本人でもアルバイトでOKみたいですね。ドイツ語と英語は必要みたいですが。
http://bizguide.jp/de/article/dusseldorf-guide_002802/
美術館や高級ショッピング街もたくさんあって、観光とショッピング(女房には教えられない)にはいいですね。
デュッセルのニュースダイジェストで常に求人欄をチェックしてます(笑)でも、他にも求人サイトがあったとは!!!
これは、要チェックですね。ワーホリ向けの情報みたいですけど、求人情報はかなり有り難いです。