インフィニオンが上海汽車と合弁、電動車用半導体生産へ

半導体大手の独インフィニオンは2日、上海汽車(SAIC)と共同で中国に合弁会社を設立したと発表した。急速な市場拡大が見込まれる電動車向けのパワーモジュールを生産する。

両社は総額1億ユーロを投資して新会社SIAPM(SAIC Infineon Automotive Power Modules)を上海に設立する。出資比率は上海汽車が51%、インフィニオンが49%。製品は上海の東およそ130キロメートルの無錫にあるインフィニオンの工場で今年下半期から生産する。

インフィニオンはこれまで、中国で生産される電動車向けのパワーモジュールをドイツのヴァールシタイン工場から出荷してきた。今後は中国市場向け製品を現地生産に切り替えることから、関税コストを回避できる。中国以外の国へはこれまでに引き続きインフィニオンが直接、供給する。

市場調査大手HISマークイットによると、電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の中国生産台数は2017年の79万4,000台から20年には200万台に拡大。24年には世界の生産台数の約45%に当たる430万台へと達する見通しだ。

電動車にはパワーモジュールが最低1個、必要で、消費電力が多いモデルには最大4個、搭載されている。このため中国では20年時点で200万個以上、24年時点で430万個以上の需要が発生することになる。インフィニオンのヨッヘン・ハーネベック社長は『南ドイツ新聞』に、新会社で中期的に年100万個の同モジュールを生産したいと抱負を述べた。

パワーモジュールは複数のパワー半導体を組み合わせ、電源関係の回路を集積した部品。電力を効率的に制御することから、車両の消費電力が減少する。

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