コスト削減への協力をBMWがサプライヤーに要求

高級車大手の独BMWがコスト削減への協力を主要サプライヤーに要請している。自動車各社では車両の電動・IoT化を背景に開発コストが膨らみ、財務が強く圧迫されていることから、コスト削減の一環として調達分野にメスを入れる動きが強まっている。『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙が14日、報じた。

それによると、同社は数週間前、主要サプライヤー30社に文書を送付した。そのなかにはコスト削減の具体策が列挙されており、サプライヤーはこれらの項目に回答することになっている。1年間でコスト削減幅を2倍にすることを求めている。

協力を求められたサプライヤー(匿名)の広報担当者はFAZ紙に、部品メーカーでも開発コストが膨らんでいるうえ、自動車メーカーからのコスト削減圧力が年々、強まっている現状を指摘。コスト削減を倍増するという要請には応じられないとBMWに回答したことを明らかにした。

同紙によると、文書を受け取ったサプライヤーの間では、BMWは30社からの回答をもとに、今後の大型プロジェクトの協業先を20社に絞り込むとの懸念が広がっているという。

BMWでは現在、事業の効率化に向けたプログラム「パフォーマンス・ネクスト」が実施されている。電動車や自動運転車など今後の競争力のカギとなる分野の投資資金を捻出するために数十億ユーロ規模のコスト圧縮を図るというものだ。モデルバリエーションの削減や組織のスリム化のほか、サプライヤーの協力を柱としている。自動運転車の分野では先ごろ、第2世代の技術を共同開発することを競合ダイムラーとの間で取り決めた。

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