ルフトハンザがA380をエアバスに売り戻し

航空大手の独ルフトハンザは13日、保有する超大型機「A380」を製造元のエアバスに売り戻すと発表した。長距離機の刷新に向けた措置の一環。燃費が良く二酸化炭素(CO2)排出量が少ない最新の双発機を増やし、投入に適した路線が少ないA380などの四発機を減らしていく。

2022年末から27年にかけて双発機40機を調達する。具体的にはボーイング「787-9」とエアバス「A350-900」それぞれ20機を購入。四発機と入れ替える。発注総額はカタログ価格ベースで120億ドルに上る。

787-9とA350-900の投入により、ルフトハンザの燃料消費量は年50万トン、CO2排出量は同150万トン減少する。両機の運用コストは交換対象となる現在の機材に比べて約20%低いことから、同社はコストを大幅に圧縮できる。

エアバスは現在、A380を14機、運行している。このうち6機を22~23年にエアバスへと売り戻す。取引価格は公表しないことで合意した。

A380は05年に初飛行が行われ、07年から納入が始まった。機体の大きさはそれまで最大だった競合ボーイングの「747」を上回っており、世界的に注目を集めた。客寄せパンダ効果があることから、当初は受注が多かったものの、機材が高額で燃料消費量も多いことから、「投入して利益を上げられるのは極めて需要の多い路線に限られる」(ルフトハンザ航空カルステン・シュポール社長)という難点がある。

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