独検察がVWに10億ユーロの過料命令

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は13日、排ガス不正問題に絡んで独ブラウンシュヴァイク検察当局から過料支払い命令を受けたと発表した。過料額は10億ユーロで、ドイツでは過去最大。VWは支払い命令受け入れの意向を示している。今回の命令は行政上の秩序罰。刑法上の捜査はこれと関係がないため、今後も続けられる。

VWは違法な排ガス処理装置を自社の検査で見つけることができなかったことから、ブラウンシュヴァイク検察は監督義務に違反したと判断。今回の過料命令を下した。監督義務違反がなければ、2007年から15年にかけて違法なソフトウエア搭載車1,070万台が販売されずに済んだとしている。

VWは声明で、秩序違反手続きが今回の過料命令で終了したことはVWおよび子会社を対象に欧州で進められている当局の他の手続きに「大きく肯定的な影響をもたらす」との見方を示した。

VWの排ガス不正問題に絡んではミュンヘン検察当局が子会社アウディの社員を対象に詐欺などの容疑で捜査中。ブラウンシュヴァイク検察も市場操作の容疑でVWの計49人の捜査を進めている。民事面でもVWグループ車の購入者と株主がそれぞれ損害賠償請求訴訟を起こしており、排ガス不正問題終結のメドは立っていない。

同問題でVWがこれまでに計上した引当金は258億ユーロに達した。今回の過料支払いで270億ユーロ弱へと拡大することになる。

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