自動車部品大手ZFがブレーキ製造のWABCO買収に向け協議

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンが米・ベルギー資本の商用車用ブレーキ大手WABCOの買収に向けて協議している。協議は予備交渉段階にあり、決裂の可能性があるものの、成立するとZFは売上高が約400億ユーロに達し、メガサプライヤーである独ボッシュ、コンチネンタルを背中に捉えることになる。独経済紙『ハンデルスブラット』が報じ、両社が28日に追認した。

ZFは2015年、米同業のTRWオートモーティブを96億ユーロで買収し、運転アシストシステムや自動運転関連の技術を拡充した。これらの分野では車載センサーから得られるデータが重要な意味を持つことから、同社はさらにブレーキメーカーの買収を模索。16年にはスウェーデンの商用車部品メーカー、ハルデックスを株式公開買い付け(TOB)で買収しようとしたが、独ブレーキ大手のクノールブレムゼが横やりを入れたため、とん挫していた。

WABCOは「買収標的となり得る最後のブレーキメーカー」(消息筋)であることから、ZFは買収協議に乗り出した。同社を買収すると、商用車向けトランスミッション、シャシー、ブレーキと、電動車向けパワートレインを一手に提供できるようになる。

売上高も現在の370億ユーロ弱から400億ユーロ弱へと拡大し、ボッシュ(470億ユーロ)、コンチネンタル(450億ユーロ)との差を縮めることができる。専門家の間からは、WABCOの買収でボッシュとコンチネンタルと張り合えるだけの事業規模を獲得するとの見方が出ている。

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