高級家電のレーベが生産停止へ、ブランド権は担保に

高級テレビなどの家電製造を手がける独レーベは25日、7月1日付で生産を停止すると発表した。同社に事業資金を融通していた投資会社リバーロックが追加融資を拒否したことから、資金繰りに行き詰った。管財人は同社の売却を模索する意向だが、「レーベ」のブランド権を担保として取得したリバーロックはレーベによる同ブランドの使用を拒否しており、買い手が見つかる可能性は低いとみられている。

レーベは5月、民事再生手続きの適用を裁判所に申請した。市場環境が厳しさを増し業績が悪化していたためで、経営陣は同手続きにより主導権を維持したまま再建を進める意向だった。

リバーロックは同社の経営継続に必要な資金を融資。その際、「レーベ」のブランド権を担保として取得した。レーベは新たに900万ユーロの融資を要請したが、拒否されたため、生産停止に追い込まれた。同社の口座資金は50万ユーロを割り込んでいる。従業員およそ400人の大半は近く、解雇される見通しだ。

管財人がロイター通信に語ったところによると、リバーロックは「レーベ」ブランドの権利を他のメーカーにライセンス供与する考えとみられる。

レーベは生き残りに向けて東洋一通商と2月に戦略提携合意を締結したが、効果が出る前に経営に行き詰った。利益を計上するためには最低1億8,000万ユーロの売り上げを確保する必要があるが、実際の売上高は約1億1,000万ユーロにとどまっていた。

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