5人乗り電動垂直離着陸機の初飛行に成功、タクシー並の低運賃見込む

電力で動く垂直離着陸(eVTOL)機の開発を手がける独新興企業リリウムは16日、5人乗りeVTOLを初公開した。すでに初飛行に成功しており、今後さらなる飛行と開発を行い、2024年の認可取得、25年の実用化を目指す。

垂直離着陸(VTOL)機は垂直に離着陸する航空機。リリウムの製品は動力源にもっぱら電力を用いるほか、プロペラでなくジェットを推進機関としている点が競合と異なる。

同社は17年4月、電動垂直離着陸(eVTOL)機のテスト飛行に世界で初めて成功した。このときは2人乗りの機材を用いた。

今回公開した5人乗りモデル「リリウム・ジェト」は小型モーター36個を装備している。機体は極めて軽量で、ダニエル・ヴィーガント社長は、重量のほとんどを電池が占めると述べた。軽量であるため、航続距離は300キロと長い。最高速度も時速300キロと速い。

初飛行は4日に行った。数メートルの高さに垂直浮上して40秒間、停止。その後、垂直下降して元の地点に着陸した。今後は水平飛行テストも行い、実用化を実現する意向だ。

空飛ぶタクシーとして大都市のほか、交通の不便な人口希薄地域で利用することを想定している。当初はパイロットが同乗して運行するものの、将来的には無人機(ドローン)とする目標だ。

利用者はアプリを用いて手配する。料金はパイロットが同乗するタイプでタクシー並の低水準に抑える考え。無人機では自家用車の利用コストと同水準まで引き下げるとしている。

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