VWが充電器3.6万台を欧州に設置、電動車の普及に向け

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは6日、電動車用充電器を2025年までに欧州に計3万6,000台、設置する計画を発表した。同社は電動車を20年から本格導入する計画のため、充電インフラを自らから提供することで電動車が普及しやすい環境を整える考えだ。約2億5,000万ユーロを投資する。ドイツ政府に対しては充電インフラ普及に向けた措置を速やかに取るよう要求した。

充電器3万6,000台のうち1万1,000台をVWブランド乗用車が設置する。大都市のすべての販売店に計3,000台を取り付けるほか、同ブランドの拠点に従業員向けの充電器を設置する。

独与党は18年の政権協定で、公共の場に設置される充電器の数を20年までに10万台以上、拡大することを取り決めた。それから1年以上が経過したにもかかわらず、充電器の数はあまり増えていないことから、同社は不満を募らせており、VWブランド乗用車のトーマス・ウルブリヒ取締役(Eモビリティ事業担当)は「充電インフラは電動車を速やかに普及させる決定的な要因としてますます重要になっている」と指摘。そのためには政府の積極的な取り組みが必要不可欠だと訴えた。

VWは将来的に充電の70%が自宅ないし職場、25%が公共の場にある充電ステーションで行われると予想している。これを踏まえ、消費者・法人向け充電サービス子会社エリを今年、設立した。

公共の場での充電サービスも「ウィ・チャージ」ブランドで展開し、将来的に10万〜15万台の充電器を欧州に配置する意向だ。駐車場を持つ小売店とも連携する考えで、英スーパー大手のテスコとは昨年11月に戦略協業合意した。21年までの3年間でテスコの600店舗に充電器2,400台以上を設置する。

VWはこのほか、BMW、ダイムラー、フォードと共同設立した合弁会社イオニティを通して20年までに、欧州の高速道路と幹線道路沿いに高出力充電(HPC)ステーション400カ所を設置する計画だ。

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